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臨床検査会社の配送は外注できる?人材不足を解決する現実的な方法

2026年04月28日

物流基礎知識

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結論:検体回収は「配送に付随する業務」まで含めて外部委託できます

臨床検査会社の配送業務は、単なる配送ではなく、検体回収に伴う確認や取り扱いを含む一体の業務です。
そして現在は、こうした配送に付随する業務まで含めて一体で委託できるサービスが存在しており、人材不足や業務負担の課題に対する現実的な解決策となっています。

「外部に任せると運ぶだけになるのではないか」と感じている場合でも、実際には業務全体の流れを前提とした対応が可能なケースがあります。

臨床検査会社で配送人材が不足する理由

臨床検査会社の配送業務において、
「検体回収ドライバーの求人を出しても応募が来ない」
「採用しても定着せず、現場が回らない」
といった課題を感じていないでしょうか。

実際、検体回収業務は一般的な配送とは異なり、業務理解に時間がかかるうえ、勤務時間も遅くなりやすいため、人材確保が難しい領域です。

まず、検体回収は単純な配送業務とは異なり、取り扱いの理解と正確な対応が求められる業務です。
業務内容を把握するまでに一定の時間がかかるため、即戦力化が難しいという側面があります。

また、医療機関の診療時間に合わせて回収を行う必要があるため、業務時間が夕方から夜にかかるケースも多く、一般的なドライバー業務と比べて応募が集まりにくい傾向があります。

こうした背景から、

  • 検体回収ドライバーの求人が集まらない
  • 採用しても定着しない
  • 教育負担が現場に集中する

といった課題が慢性的に発生しています。

なぜ「配送は外注できない」と思われているのか

配送業務の外部委託が進まない理由の一つに、「外部委託=配送のみ」という認識があります。
一般的な配送サービスでは、準備された荷物を受け取り、指定された場所へ届けることが前提となっています。そのため、検体回収のように業務の流れに沿った対応が必要な場合は、外部委託が難しいと考えられがちです。

また、専属ドライバーを外部に委託した場合でも、運転業務が中心となり、確認や取り扱いといった付帯業務までは対応できないのではないかという不安を持つ企業も少なくありません。

検体回収は配送だけでは完結しない業務

実際の検体回収業務では、配送だけでなく、以下のような対応が一体となって行われます。

  • 検体と依頼書の照合(検品)
  • 指定された保管場所からの回収
  • 温度帯に応じた取り扱い
  • 医療機関ごとの運用ルールに沿った対応
  • 検査センターへの納品

このように、検体回収は配送と付帯業務が一体となって成立する業務です。

ロジクエストなら配送+付帯業務まで一体で対応可能

ロジクエストでは、検体回収業務について、配送とそれに付随する業務を一体の業務として対応しています。

依頼書と検体の照合や本数確認といった確認業務、指定された保管場所からの回収、温度管理を前提とした取り扱いなど、検体配送に必要な範囲での対応が可能です。

また、医療機関での対応を考慮し、服装や身だしなみについても事前に条件を整理したうえで人材をアサインしています。
スーツ着用やポロシャツ・スラックスといった指定にも対応でき、現場に適した形での運用が可能です。

品質を担保できる理由(他社との違い)

臨床検査の配送は、軽量物でありながらスピードと正確性の両立が求められる業務です。
ロジクエストでは、この業務特性を前提に、事前に業務内容を整理し、内容を理解した人材をアサインしています。

比較項目 一般的な配送外注 ロジクエスト
対応範囲 荷物の運搬のみ 照合・検品等の付随業務
人材選定 配送効率重視 医療現場に適したマナー重視
教育体制 配送ルートの習得 検体取り扱い・現場ルールの把握

そのため、「想定していた業務と違う」といったミスマッチが起きにくく、安定した運用につながります。
さらに、大手臨床検査会社との取引実績を通じて蓄積された知見をもとに、業界特有の運用にも対応可能です。

遠距離輸送にも対応できる理由

検体配送では、検査ラボが遠方にある場合や、迅速な輸送が求められるケースもあります。
ロジクエストでは、新幹線を活用した輸送にも対応しており、都市間での検体搬送についても相談が可能です。

条件に応じて柔軟な対応ができるため、通常の配送手段では難しいケースにも対応できる可能性があります。

外部委託を検討すべきタイミング

以下のような課題を感じている場合、配送業務の外部委託は有効な選択肢となります。

  • 検体回収ドライバーの求人が集まらない
  • 教育に時間がかかり現場負担が大きい
  • 夜間対応の人員確保が難しい
  • 業務が特定の担当者に依存している

外部のリソースを活用することで、業務の安定化と効率化を同時に図ることが可能になります。

まとめ:配送は「人」ではなく「仕組み」で解決する

臨床検査会社の配送業務は、専門性が高く、人材に依存しやすい構造を持っています。
そのため、採用や教育のみで解決しようとするのではなく、業務として切り出し、外部に委託するという視点が重要になります。

現在は、配送に付随する業務まで含めて一体で対応できるサービスも存在しており、人材不足や運用負担の課題に対する有効な解決策となります。
配送を「自社で抱えるもの」から「仕組みで回すもの」へと見直すことが、安定した運用につながります。

記事の作成者

ロジクエスト編集部

株式会社ロジクエストにて、国内外の輸送案件に従事する専門家メンバーが作成。
物流に関わる基礎知識やトレンドについて、分かりやすく解説しています。

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