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ドライバー採用で困ってない?採用を成功させるための3つのポイント

2024年07月19日

物流基礎知識

ドライバー採用においてよくある悩みとして、以下のようなことが挙げられます。

■求人を出しても応募が少ない
■採用してもすぐに辞めてしまう
■採用コストが高くなっている

特に、2024年問題によりドライバー不足が深刻化し、多くの企業が早急にドライバーを確保しなければならない状況にあります。この記事では、求人票の書き方や応募者への適切な対応方法などドライバー採用を成功させるための3つのポイントをまとめていますので是非、採用に役立ててください。

ドライバー採用が難しくなっている?

現在、ドライバーの有効求人倍率は全職業平均の約2倍に達しており、ドライバー不足が採用の難しさに繋がっています。また、年間時間外労働時間の規制により、ドライバーの稼働可能な時間が短くなりました。その結果、企業は1日に運べる荷物の量が減少し、それを補うためにドライバー採用の競争が激化しています。さらに、採用費用が上昇傾向にあることから、多くの企業が人材不足と採用コストの課題を抱えています。

出典:厚生労働省(自動車運転者の長時間労働改善に向けたポータルサイト

ドライバー採用を成功させるための3つのポイント

ドライバー採用を成功させるための3つのポイントは下記のとおりです。

1.求人情報を魅力的に表現する
2.ターゲットに刺さる求人原稿を作成する
3.応募者への親身な対応をする

これらを意識した採用活動を行ない、求人の応募者数や採用者数の増加を目指しましょう。ここではそれぞれのポイントを詳しく解説していきます。

2-1.求人情報を魅力的に表現する

キャッチフレーズの工夫
単に「ドライバー募集」と記載するのではなく、注目を引くキャッチフレーズや見出しを使いましょう。例えば、「地域の物流を支えるエッセンシャルワーカー募集!」などです。やりがいを感じさせるようなワードが入っていることで興味や関心が高まる効果を期待できます。他にも、ドライバーへのサポート体制が充実している企業であれば、「未経験者も安心!充実した研修制度でサポート」など自社の強みを記載すると良いでしょう。

仕事内容の具体的な説明
1日の流れや具体的な業務内容を詳しく説明していく際には、スケジュールだけでなく、どんな荷物を配送するのか、どこに届けるのか(企業配送か個人宅への配送か)を記載するなど未経験者でもイメージしやすいようにまとめることを意識しましょう。

給与や待遇の明確化≫
ドライバー職の転職理由で最も多いのは「給与への不満」です。仕事を探すうえで、収入に注目している求職者が多いことを考えると、どのくらい稼げるかを具体的に明示することはとても重要です。より魅力的に見せるためにも基本給だけでなく、手当や歩合などを追記して実際の月給例を記載するのがよいでしょう。また、賞与や昇給制度、福利厚生の詳細も明示しましょう。

※出典:エン転職

応募資格の表現方法
応募者に「自分も応募できる」と知ってもらうためにも応募資格を明確にすることは重要です。まずは必要な「資格」「スキル」「学歴」を具体的に示しましょう。その際、必須条件(絶対必要)と歓迎条件(あると望ましい)を区別することが大切です。経験者を募集する場合は、経験年数よりも具体的なスキルや業務内容を記載する方がミスマッチになりにくいです。例えば、「中型免許をお持ちで、ラッシングベルトの使用経験がある方」のように記載すると良いでしょう。

2-2.ターゲットに刺さる求人原稿の作成

ターゲットの明確化
理想的な応募者(ターゲット)を想定し、その年齢層、経験、生活スタイルなどのターゲット像を具体的に設定しましょう。

≪ターゲットに合った内容の作成
ターゲットが共感しやすい言葉遣いや表現を使い、待遇、働きやすさ、キャリアパスなど、ターゲットが求める情報を盛り込みましょう。

魅力的なビジュアルの活用
職場の写真や動画を使用し、具体的なイメージを伝えます。また、実際のスタッフの声やインタビューを掲載することで、職場のリアルな雰囲気を伝える工夫をしましょう。

2-3.応募者へ対応する際のポイント

≪迅速な対応
応募が来た際のレスポンスはできるだけ早く行なうことが大切です。応募後の連絡が遅くなると、応募時の熱が冷めてしまったり、他に検討している企業への意欲が高まるなど、応募者が離脱してしまう可能性が増えてしまいます。
また、企業からの返答が早いことは、応募者へ安心感を与え、信頼や期待感を高めることに繋がります。今後のコミュニケーションを円滑にし、採用プロセスをスムーズに進めることにも効果的です。

フィードバックの提供
面接後にフィードバックを提供し、次のステップを明確に伝えることも重要なコミュニケーションのひとつです。応募者にとって、応募した企業がどこまで親身になってくれているか、向き合ってくれているかは就職先を検討するうえで大事な要素であり、企業への信頼が高まることで内定承諾の増加に繋がります。

≪応募者に寄り添う
面接で応募者の悩みに寄り添うことは、相互理解のためにも大切なことです。転職を考えている求職者は前職や現職に何らかの悩みを抱えていることが多いからです。転職動機をヒアリングし、自社がどのようにその悩みを解決できるかを具体的に提案しましょう。例えば、前職では休日取得の難しさについて悩んでいた場合には、自社の休日制度や有給消化率を説明し、希望の休みが取れることを伝えると効果的です。

ドライバーを採用できない場合の解決策

ドライバー採用が難しい企業に対する解決策として、配送代行の利用を提案します。ここでは、コスト削減や業務効率化などのメリットとおすすめの配送代行サービスを紹介します。

3-1. 配送代行サービスを利用するメリット

コスト削減
配送代行を利用することで、ドライバーの採用や教育にかかる費用、人件費、車両維持費などの物流コストの削減が可能です。

≪業務効率化
プロのドライバーが業務を担当するため、配送業務の効率や品質が向上し、遅延やミスのリスクが減少します。これにより、企業はコアビジネスに集中できる環境が整います。また、必要な時に必要なだけの配送キャパシティを確保できる柔軟性も大きなメリットです。

3-2. おすすめの配送代行サービス

どの配送代行サービスに依頼すればいいか分からない方におすすめなのはロジクエストです。おすすめ理由を3つピックアップしましたので参考にしてみてください。

オーダーメイド型の配送代行サービス
専属ドライバーを手配し、顧客のニーズに合わせた柔軟なサービスを提供可能です。
配送業務だけでなく、ピッキングなどの附帯作業も依頼できます。

≪広範なネットワーク
全国に拠点を持ち、迅速な対応が可能です。

≪信頼性と実績
導入企業4,000社以上、稼働台数5,500台以上の実績があるため安心して利用できます。

まとめ

ドライバー採用のポイントは、求人情報の明確化と応募者への丁寧な対応です。ドライバー採用が年々難しくなっている状況下でも、成功のためのポイントをしっかり実践し、採用者の増加を目指しましょう。もし採用活動がうまく進まず、ドライバー不足という課題の解決が難しい場合には、配送代行サービスを利用することも検討してみてはいかがでしょうか。

記事の作成者

ロジクエスト編集部

株式会社ロジクエストにて、国内外の輸送案件に従事する専門家メンバーが作成。
物流に関わる基礎知識やトレンドについて、分かりやすく解説しています。

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